変わらないで 哀しい大人に 自分に負けるよな 君は君じゃない
さすがに3日も空いてからのバイトはめちゃくちゃ面倒くさかったです
しかも明日から1時間早く8時に開始になりました。もっと面倒です。
久しぶりにバイトに来ると人が沢山増えていました。工場なのでお金のほしい若い子や考えると哀しくなるような年齢のおじさんたちも沢山入ってきます。
僕にここの仕事を教えてくれた人はDQNっぽい人だったのですが効率の悪いやり方をしてもすぐには注意せず困りはじめてから注意してきました。
僕は自分は馬鹿じゃないのだからその場で言ってくれればすぐに覚えるのになんでこんないやらしい言い方をするのかとイライラしていました。
このテのバイトは慣れてると自信があったためプライドをガンガン傷つけられました。
そして今日新しいおじさんと一緒に仕事をしました。
そのおじさんの素振りはその年齢でこんな場所に来てる理由には十分納得いくものでした。
おじさんはバイト2日目だったため僕は自分から口出しせず、おじさんが明らかに効率の悪いやり方をしているのを気付くかな、としばし眺めて、しばらくしてから注意しました。
もう少ししっかりできるかなと思っていたのとそういう困ってるところで注意したほうが理解しやすいだろうと、身につくだろうと思ったのです。
もちろんイヤミなんて言わず指示を出すだけですがそのときDQNもこんな気持ちで僕を教えていたのかな。と思いました。わかってみるとあほらしいな、と怒りがどうでもよくなりました。
おじさん達は基本仕事ができません。今更バイトで新しいことに対応できないんでしょう。
そういえば去年のバイト先では仕事のできない50代のおじさんにいらいらしてしていしまっていました。
あるときミスが出て出庫した商品の数が合わなくなりました。
各自作業した場所を再確認させてもミスが出てこず、僕は明らかにおじさんの作業した場所が怪しかったため本人は合ってると言っていましたが他の人に再確認の指示を出しました。するとやはりおじさんのミスでした。
そして仕事が終わり整理して帰るときに
「あのミスでゆでおしおさん機嫌悪くなって困りましたよ~」と笑いながらおじさんに言われたときぼくは無意識に「あのねぇ…」と口走っていました
僕の二の句が出る前に他のおばちゃんが「そんなのいいから帰りましょう」みたいに言って話を切り上げてしまいました。
きっと僕が説教すると思ったのでしょうか、僕は何も考えてはいませんでしたがきっとあれがなかったら何か注意をしたかもしれません。
自分の父親くらいの年齢のおじさんを仕事も終わってから注意なんてしていたらきっと後悔したでしょう。だからあのおばちゃんの行動には感謝しています。
そのクソバイトを辞めたあと少し離れた模型屋に行ったとき、そこにそのおじさんの作った模型が飾ってありました、僕よりもずっと上手くできていました。
仕事ぶりとは対照的に趣味はずいぶんと手が込んでいました。
店主は「その人はもうずいぶんお店には来てくれないねぇ…」とつぶやいていました。
そのおじさんの今の趣味は酒を飲むことと深夜アニメを見ることだと言っていました。
僕はただ哀しくなりました